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友達が「うつ病」になった時の接し方(その1)

親しい友達や、家族がうつ病ではないかという症状になってしまった。
そんな時、どうしますか?
統計的にいうとうつ病などの気分障害の生涯発症率はなんと10%と、決して珍しい病気ではありません。いつでも身近に発症する可能性があります。特に女性は男性の2倍の発症率という統計結果があります。
あなたの身近な大切な人が、なにかおかしい。
慌てますよね。
そう感じた時に、どのように対処したらいいかを記載します。
【その1:まずはうつ病について知る】
とはいえ、専門的なこと全てを学ぶのは不可能なので、概略だけでも抑えましょう。
(1)うつ病の時人は、「すべての刺激を否定的にとらえる」という特徴があります。健常者は、「辛いときは否定的な考えをし、上手くいっているときは元気」というのが普通ですが、うつ病の人は「とてもうまくいっているにも関わらず、すべてを否定的にとらえる」という認知の歪みが特徴です。よって、「頑張れ」「気のせいだよ、気にするなよ」等はNGワードです。
(2)うつ病は、内因(遺伝)と環境的要素の相乗効果のことが多く、近親者がうつ病などの精神疾患履歴があるということは、その可能性が高くなりうることがあります。
(3)病前性格について知る。うつ病の病前性格は諸説ありますが、多くは真面目、几帳面、責任感・達成志向が強い、時間観念が強いなどです。つまり、うつ病にかかる人はとても真面目な人であって、「弱い人」ではないのです。
(4)最も恐れるべきリスクは、自殺です。まず、言葉に出して「自殺をしない。どうしてもしたくなったら、直ぐに連絡をする。」という約束をしてもらうことが必要です。これは医療機関でも同じことをします。元が真面目なので、一旦約束をしてくれると、守るよう努力はしてくれます。

具体的な対応方法は、(その2)をご覧ください。

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