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無駄な努力なんてない!「計画された偶発性」

今日は、心理学のなかでもキャリア理論についてお話しますね。

「計画された偶発性」というのは、スタンフォード大学のジョン・D.・クランボルツ教授が提唱したキャリア論で、「プランドハプンスタンス」とも言われます
私が結構好きな理論です。

キャリアは偶然の出来事、予期せぬ出来事に対し、最善を尽くし対応することを積み重ねることで形成され、
・ 予期せぬ偶然の出来事をプランドハプンスタンスに変えるには以下の5つの力を磨いておくことが大切であると言われています。

○好奇心(Curiosity):新しい学習機会を模索すること
○持続性(Persistence):失敗に屈せず努力をすること
○楽観性(Optimism):新しい機会が「必ず実現する」「可能となる」と捉えること
○柔軟性(Flexibility):信念、概念、態度、行動を変えること

○リスク・テイキング(Risk-taking):結果が不確実でも行動を起こすこと

なんだか、精神論の頑張りを奨励しているように聞こえるかもしれませんが、やはり「成功している人はすべからく努力している」と思うのです。但し、努力している人がすべからく成功するとは限りません。
失敗するかもしれないから努力しない という心構えであれば、これはもう可能性ゼロを選択するということにほかなりません。宝くじはほとんどあたらないから、買わないというものです。
最近、失敗を恐れて、努力自体を払うのを躊躇している人が多いように見受けられます。
もったいない事です。
皆、磨けば光る原石なのに。

日頃から、常に自分を磨いておく。
常に、新しい機会をもとめてこころを開いておく。
もし、自分に機会が与えられるのであれば、全力でしがみつく。
そして、失敗しても、また努力を続ける。但し、失敗したのなら、従来の方法にこだわらず、柔軟的に対応する。

そういう人が、機会を与えられ、成功を手にする可能性があるということです。
「偶発的」だけど「計画性」があるということは、そういうことです。

キャリア理論というと、ホワイトカラーのビジネス理論のみのようですが、より良い日々への示唆に富んでいます。またご紹介していきますね